イカの新子って柔らかくておいしいなぁ。
あれ？新子って何だろう？どんなのを新子って言うんだ？簡単に釣れるけど、基本的にはどうやって釣るんだろう？という疑問を持ったので調べてみました。
今回は「新子」の意味と合わせて、新子の釣り方をご紹介します。
イカの新子とは？
web辞典で「新子」を検索すると
「新しく遊女や芸妓になった者。」「コノシロ、イカナゴの幼魚。」と出てきますが全く関係ありません。
イカの新子はそのままの意味で新しい子供という意味です。だいたいのイカは年魚で一年しか生きません。
そのため、毎年新しい子供が生まれてくるので新子というようです。
イカの新子が釣れる時期
日本の気候の性質上、北海道方面に向かうほど卵が孵化して大きくなる時期にシビアなようです。
それと、違って沖縄方面に向かうほど暖かい期間が長いため、孵化できる期間が長くなり春の終わり頃から秋の終わり頃と長くなっています。
●北海道方面 →暖かい時期が短い →孵化できる時期が短い →餌となるプランクトンや幼魚が沿岸、浅瀬に少なく、食べれる時期が短い →北海道（積丹半島）10月末には水温が15℃以下になるため（生存可能温度15度）沖に移動する。 →新子の釣れる時期が短い
●沖縄方面 →暖かい時期が長い →孵化できる時期が長い →餌となるプランクトンや幼魚が沿岸、浅瀬に豊富、食べれる時期が長い →沖縄の最も寒くなる1月の日中平均水温が16度となるため、年間通して生存適正温度となることが多いです。 →新子の釣れる時期が長い
新子の確認時期は地域の水温の上昇速度によって変わるため、暖かい地域(琉球地域)では、早くて4月・5月あたりから新子が出始めます。北に向かっていくにつれて水温に変化が出るため、沿岸に新子がみられる時期が少しずつズレてきます。
アオリイカ新子のサイズ
新子のサイズはイカごとで違うので、これというと決まりはありませんが色々し調べてみると、アオリイカの新子は胴長が拇指大（親指）から最大で握りこぶし大前後（ハンバーグサイズやコロッケサイズ）のサイズのようです。
新子の釣り方
使用するエギ
エギのサイズは実はこだわることはなく、知能が低いせいかどんなサイズ大きさのエギでも釣れてしまいます。新子のような小さいサイズのイカを釣る場合は、比較的抱きつきやすい2.5号以下のエギを使用するといいでしょう。
カラーやシステム面で言えば、アピール力の強いエギを選択するといいです。基本的には、興味を引き付けやすいラトルやパタパタ君のような音や振動でアピールするエギが有効です。夜なら夜光、曇りならケイムラボディもいいでしょう。
場所
釣り場所は、イカの産卵場所が藻場であることから、藻が多く茂っている場所がいいですが、岩場や堤防の足元に藻が茂っているとイカの姿も確認しにくく、エギが根ががかりしてしまいエギをアクションさせることができなくなってしまうため、沖の方に藻が茂っていて足元は藻が少ない場所を選択するとよいと思います。
釣り方
釣り方については、どんな下手なしゃくり方でもエギに興味を持って寄ってきます。ただそこからが少しだけ難しく、寄っては来ますがなかなかエギを抱こうとはしません。
寄ってきたのが確認できれば、そこからは高くゆっくりしゃくってフォール時間（落下する時間）を延ばしてあげることで、エギを捕食するタイミングを増やすことができます。
新子の楽しみ方
新子は、アタリが分かりにくく引きも弱いため手ごたえをあまり感じないことが多いです。
その対策として、ロッドをバスロッドやメバリングロッドなどの細くてしなりのあるロッドを使用すると小さいイカでもアタリが分かりやすくなり、ロッドがしなるため引きも感じやすくなります。
新子を釣るときの注意
基本的にエギングをするうえでは新子はなるべく沢山釣らず必要な分だけに抑えることで、生息数の減少を抑えるよう心掛けることが大切です。
新子を釣ってしまわないように2.5号以上のエギを使用するのもいいでしょう。
釣れてしまった場合は、目がつぶれたり、触腕が伸びきったり、千切れてしまった場合は生きていくことができないので持ち帰りましょう。
状態がいい場合でも新子は軟骨形成が出来上がっていないため、リリース時に海に投げてしまうとその衝撃で内臓にダメージを負って弱って死んでしまうこともあります。
イカについての問題
現在、イカの食文化が大きく変わっています。イカが高たんぱく低カロリーということで世界的に注目を浴びており、また気候変動などの影響も相まってか世界的に漁獲量が減少しています。
日本での漁獲量の減少は2000年代に入ってから大きく問題視されていました。
アオリイカだけでの問題ではなく、無駄な殺生は避けるように心がけていただきたいです。
まとめ
イカを釣るときは釣り上げる大きさを決めた上で、あまり新子を釣らないように心掛けたり、釣る数を決めてから行ってくださいね(=ﾟωﾟ)ﾉ
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