イカの生態

【春アオリが好む潮】

春アオリは、沖のほうで大きくなり産卵のため沿岸に接近してきます。そのため、強い警戒心を持ちながら、餌の多い場所を好む傾向にあります。

そのことを踏まえて、どういった潮を好むのか解説していきます。

場所によるもの

場所は、いきなりですが潮の流れというか餌が豊富な場所になります。餌が豊富な場所とは、必然的に隠れ場所が多いところで藻場が多いところ、砂場(藻場)岩礁帯になります。層でいえば藻が生えている場所を好むので海底になります。

しかし、体が大きな春アオリは餌をたくさん食べるため、小魚ではなく少し大きくなった成魚やエビも捕食対象となります。そのため、上記で書いた 砂場(藻場)岩礁帯 に加え、そういった餌が多くなるような潮の流れが複雑な場所潮の流れが動いている場所になります。

潮汐(月の引力)

時間帯でいえば、潮汐による干潮から満潮へ変わる、満潮に近い時間帯が最も良いと考えます。干潮から満潮変わり満潮に近い時間帯がなぜ良いかというと、変調がとても強いからです。

変潮とは、正式な用語ではないんですが潮の動きが干潮から満潮へ、満潮から干潮へ変わる、変動する間の時間のことをそう言います。この時間帯は釣りをする人は良くわかると思いますが潮が全く動いていない状態からエギやルアーが全く流されない状態からゆっくり動き始めたような状態のことで「潮が動き出した」と感じる状態です。

で、変調時は餌となる生物、その生物の餌となる生物も動き出すといった食物連鎖上の捕食することが多くなるような時間帯となるため春アオリも捕食する時間帯となるためです。

満潮ではだめなのか?

満潮は潮の動きが落ち着いてしまうことが多く、それに伴って餌となる生物が散ってしまいやすくなるため、春アオリを狙うポイントとしては干潮時の潮が全く動いていない時よりもいいのかなという感じです。

昼間と夜間ではどちらがいいの?

アオリイカは夜行性で夜間に行動することが多いというのと、外敵から襲われにくく餌を捕食しやすいという理由から多く釣られる時間となります。

しかし、春アオリは体格も大きく外敵から襲われることも少なく、力や動きも速いので昼間でも多く釣られることがあります。

あとは、海の生態系上のマズメと呼ばれる生物が活動を開始する時間帯と変潮の兼ね合いによるところだと思います。

スポンサーリンク
kaufungaをフォローする
EGING METHOD

コメント

タイトルとURLをコピーしました