イカの生態

アオリイカは回遊するの?

イカの生態

 

 

回遊って知ってますか?

鳥でいうと、食べ物や季節、環境、繁殖のために長距離を移動することを「渡り」といいます。渡り鳥のことですね。

海洋生物の長距離の移動を「回遊」といいます。

 

 

caribbean reef squid Sepioteuthis sepioidea

日本海側と太平洋側の差

アオリイカの回遊は日本海側では、寒暖の差が大きいため北上して太平洋側へいく回遊と、南下して温暖地域へ行く回遊に分けられます。

太平洋側では太平洋側の方が海水温度の大きな変化がないため、大きな回遊は起きないようです。

 

回遊の範囲

日本に生息アオリイカは3種類に分類できますが、それらの生息域は中国沿岸からアフリカ大陸のマラウイ共和国辺りまで、と東南アジアを通って、オーストラリアの北部のあたりまで生息していることが確認されています。そのため、回遊の範囲や距離は個体によっても差があり断定できるものではない思います。

 

回遊の種類

「回遊」

5月から12月は水温の上昇に伴って、対馬暖流に乗って北上し津軽海峡を越えて太平洋側へと回遊します。

 

「寒避回遊」

1月から4月は対馬暖流の影響が強い長崎県以南へ移動するため回遊します。この寒気の時期の南下を「寒避回遊」といいます。

 

「死滅回遊」

5月から12月の回遊で北上したイカで津軽海峡を越えられないものは再び温暖地域を求めて南下していきますが水温の低下に耐えられず、どんどん死んで行ってしまいます。だいたい能登半島のあたりで死滅回遊と可能性が高いようです。

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