秋アオリイカは1度釣れると同じ場所で何度も釣れることが多々あります。
実は群れで行動しているんですが、みなさんアオリイカが群れで行動する習性を持っているって知ってましたか?
アオリイカの群れる理由
群れを作るアオリイカは秋アオリといって孵化後の幼い個体が群れを形成します。基本的には外敵からの防衛のため群れを形成します。また、群れの中に上下関係を形成することで、防衛とともに捕食機会を増やすという目的もあるようです。
孵化から群れができるまで
孵化後には各自独自に行動し個体間の同調遊泳は見られません。1か月すると徐々に個体間の接近距離は縮まりますが、独自に行動しています。2か月経つと、並走行動をとるようになり、個体間の同調遊泳も見られるようになり群れとしての機能を発揮するようになります。
群れの上下関係
アオリイカの群れには順位の決定方法は不明ですが上下関係が構成されるようです。ただし、サイズの大きいものは上位になることが多いようです。
捕食時には群れの上位の者が先行して捕食することができますが、群れの下位のものはじっと止まってそれを見ています。また、順位は1週間単位で変動がみられ順位が変わるものと変わらない個体があります。
春アオリは群れるのか?
残念ながら群れることはありません。春アオリは個体数が少なく、捕食もされにくくなるので群れで行動することはなくなります。
コメント