今回は夏のエギングや釣りのための服装を説明していきます。
服装をなめたら痛い目にあいますからしっかり読んでください。
気にしない方は読まなくていいです。実感してみてください。
夏の服装のポイント
まず、エギング・釣りを行う上で服装に求められるポイントを紹介していきます。このポイントを満たした服装がベストであると考えますが、夏の気候や釣りを行う環境によって変えていかなければなりません。
吸湿性
暑い環境でのエギング・釣りを行うとすぐに汗が出てしまいます。汗が出る理由は体の冷却ですね。体温が上昇することに反応し体から発汗が起こります。発汗した汗が蒸発し体温を下げていくのが大きな理由です。この蒸発という部分が大切で、衣類を身に着けた状態で蒸発させやすくするために、衣類に吸湿させることが重要になります。まぁ、肌が露出した服を着ればいいような気もしますが、防虫性や防護性を考える上で向きません。
透湿性
透湿性は上記と同様で衣類の生地の隙間を汗が通り抜けていきやすくなっている生地です。吸湿性同様汗を蒸発させやすくすることが可能です。吸湿性があっても保湿してしまったら意味がないので透湿性のある素材が大事です。
速乾性
これは、上記で説明したように、服に吸湿させた汗が蒸発しやすくなっている素材のものです。蒸発しやすいということは、発汗による冷却効果が得やすくなるため体に熱がこもることなく。体温を下げやすくなります。
通気性
通気性は生地の間を空気が循環しやすくなった素材です。そもそもの体温上昇を抑える働きがあります。体温上昇を抑えることで体温調節のための発汗が抑えられ、不快感や衣類の密着による抑制感が軽減されます。
防虫性
夏になると増えるのが蚊ですね。蚊は淡水の水がある場所に産卵し増殖します。そのため、森、川、河口、池などで多く見られます。もちろん漁港や磯場にもいます。夏に釣りをするうえで必ずと言っていいほど戦うことになる蚊に刺されない(噛まれない)生地選びが大切です。テイジンが販売しているスコーロンという素材の衣類は防虫性があり、今人気になってきていますが結構な値段がします。
防護性
磯場やテトラの上などを移動する際にまた不注意の事故で怪我をする可能性があるので丈夫な素材であることも一つです。けがを気にしないとか、対策を十分にとっているのなら必要ないかもしれません。
衣類の選び方(インナー・トップス・ボトムス)
それぞれ、必要に応じた素材を選び自分が動きやすく負担のないものになるよう考えて、コーディネイトしてください。それではそれぞれに必要なポイントを説明して行きます。
インナー
インナーは伸縮性のがあるもので長袖であればベストです。肌の露出を抑える目的と蚊の針を通しにくくする目的があります。色は黒だと光を吸収し熱がこもってしまうので、明るい色がいいと思います。夜なら黒はどうかと言いますと、海に転落した場合発見しやすくするためにも明るい色がおすすめです。
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釣り用じゃなくても構いません。最近多くなってきた接触冷感素材です。
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トップス
インナーがある場合は素材はメッシュなどの目の粗い生地でも大丈夫です。インナーを着ずに1枚で行く場合は蚊対策、通気性、などを考慮する必要がります。上記の「夏の服装のポイント」を参考に考えてみてください。1枚ならもちろん長袖です。
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ボトムス
ボトムスは長ズボンかタイツにハーフパンツですね。インナートップスと同じ感じですが、下半身は移動時一番動く場所なのでけがをする可能性が高いです。なので、素材としては丈夫で動きやすい素材のものがいいです。僕はあまり磯場には行かず漁港が多いので主にタイツにハーフパンツが多いです。ハーフパンツは生地が厚めのほうが蚊に刺されにくくていいです。股や臀部は汗をかきやすいので蚊に刺されやすい部位ですので注意してください。
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↓ゴルフ用のハーフパンツには接触冷感素材を採用したものが多くあるようです。
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帽子・マスク
帽子やマスクなどで熱中症への対策も大事になります。
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スコーロン
スコーロンに関してはご参照ください。
終わりに
毎年、夏の気温が上昇しています。熱中症による死者も多くなっています。釣りに行く格好や水分、ミネラル補給できるようしっかり準備して下さい。
自分のためだけではなく、家族、恋人、友人のためにも。
さらに、自分だけでなく一緒に行く方の格好もチェックしてあげてアドバイスできるようにしてあげることも大切です。
そして、楽しいエギングライフが過ごせるように!
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