イカの生態

イカパンチ !あれは吸盤ではない!?イカパンチって何?

イカの生態

今回は、イカパンチについて説明します。エギングしているとイカパンチという用語を聞くことがあります。イカパンチって何なのか、どうやっているのか気になりませんか?ちなみに、イカの吸盤はタコの吸盤とは別なものなんです!
そこで、詳しくイカの吸盤からイカパンチの仕組みまでを説明していきます。

イカの触腕についてる吸盤は、「吸盤」ではない!

まず、イカの吸盤について説明します。
イカの吸盤はタコと違い小さい鉤爪状のものが付いています。調理するときに触ってみると、ポロッと輪っかが落ちてきますよね。その輪を角質環と言います。角質環の周りに鉤爪が付いており、その鉤爪を自在に動かすことによって獲物を掴むように吸着します

下記はダイオウホオズキイカの吸盤、これはもう吸盤ではないですね。凶器です。

イカパンチとは

イカパンチとは、エギンガーの方がイカの最初のアタリに名付けた名前です。
イカは、餌となる生物に不信感を感じると一瞬獲物を触る動作を行うことがあります。これをイカパンチと言います。イカパンチを行うことで、餌となる生物なのか、ただの浮遊物や危険なものなのかなどの判断を行っているのだと考えられています。
「イカの捕食動作の流れ」の記事で書いたものの中で言えば①と②の間に行う動作になると思います。

イカパンチの感触

アオリイカでは、アオリイカのサイズによりますがコングンといった一瞬引っ張られる感触を感じることができます。初心者では、着底した感覚や風や波のによってラインが引っ張られた感覚と錯覚してしまいますので注意が必要です。
秋アオリのような小さいイカの場合はあまり感じないことも多々あります。

小さいイカや居食いでもイカパンチ(アタリ)を感じる方法

小さいイカのアタリは、普通の安価なエギングセットを使用していたり、初心者であればほとんど感じることはありません。というか判りません(実体験)。また居食いという、エギを投げたその場にいたイカがゆっくりとエギを捕食することもあり、それはアタリをほとんど感じないといわれています。しかし実際には小さいイカであろうと、居食いであろうとアタリは必ずあります。だってエギを触って引いているのですから。

ロッドとラインを感度の高いものに変える

ロッドを細く強度の高いものに変える。エギングロッドはしゃくりあげるために硬い作りになっています、そのため感度が鈍くなってしまっているのは周知の事実です。その代わりに使用するのはアジングロッド!小さいイカであれば、わざわざエギングロッドをしなくても感度が高く、小さいイカでも感度よくアタリを感じることができます。

つづいてラインですがラインも細いものに変えれば変えるほど感度が上がります。ただしラインブレイクする可能性が高くなるのでほどほどの細さにしてください。

技術的なテクニック

ラインを手や指で持つ

方法はリールから出たラインを手に持ち、手に伝わる感覚を研ぎ澄ませることでラインにある振動を感じるようにするテクニックがあります。このテクニックを使えばライン伝いにアタリを感じることができ、どんなサイズのイカであってもラインの振動を感じることができます。
デメリットとしては、波や風による振動を間違って感じてしまうことがあることです。これは、あたりの弱い秋アオリに多くありますが、アタリと波や風の振動は微妙に違い体に覚えこませることで違いを判別できるようにもなります。別に判別をしなくとも、アタリかなと思ったらとりあえずシャックってフッキングしてみるのもいいでしょう。
私は秋アオリでサイトフィッシングを繰り返しながら感覚を覚えました。

脱力

もうひとつは、ロッドを持つ手を脱力することです。せっかくテンションが張ったラインに伝わる振動をロッドを持つ手に力が入りすぎることで、振動を感じにくくしているという点があります。
そこで、ロッドを脱力して持つことでラインからの振動をロッド受けその振動を手で感じ取るという、こちらも感覚を研ぎ澄ませることでイカパンチを感じるテクニックです。

下記のYAMASHITAの動画で「ブランデーグラスを持つように」と説明されていますので、参考にしてください。

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イカパンチ動画

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